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健康経営優良法人の認定項目を詳しく解説<Part3>

健康経営優良法人の認定項目を詳しく解説<Part3>

2023年9月24日 健康経営

健康経営優良法人の認定項目について詳しく解説!今回で第3回目となりました。
これまでの解説で、少しでも健康経営優良法人についての理解を深めていただいていれば幸いです♪
今回も健康経営優良法人の認定に向けて、クリアしなければならない認定項目を解説し認定を目指していきましょう。
今回は「制度・施策実行」の大項目における【従業員の心と身体の健康づくりに関する具体的対策】を中心に解説していきます。
経営理念や組織体制などよりも細かく評価項目が細分化されているので、自社にとって大切な項目の選定も重要となるため、まずはすべての項目を知ることが重要です。
食生活や運動機会など、これまで以上に生活に密着した項目が多い課題となりますので認定クリアを目指すうえでも重要な中項目となっています。
意外に普段の取り組みでもクリアしている、企業のあり方として目指しているというものもあるかもしれません。
一緒に学んでいきましょう!
 

健康経営優良法人の認定項目は理解できていますか?

健康経営優良法人の認定項目は理解できていますか?
健康経営優良法人の認定項目は理解できてきましたか?

今回で3回目となる健康経営優良法人の認定項目の解説ですが、項目の半分以上を占める大項目③の制度・施策実行が今回で最後となります。
その中でも小項目の数が最も多い“具体的な健康保持・増進施策”は健康経営の要といっても過言ではない程の重要項目です。
この項目への理解を深めることで、企業が従業員の健康づくりへ取り組むことの重要性も感じていただくことが出来るので、是非注目してみてください。

従業員の心と身体の健康づくりに関する具体的対策

従業員の心身の健康づくりに関する具体的対策
従業員の心と身体の健康づくりに関する具体的対策とは

中項目の第3項「従業員の心と身体の健康づくりに関する具体的対策」は
企業が従業員の健康促進に焦点を当てた具体的な取り組みを指していて、この対策とは従業員の心身の健康を保ち、向上させるための戦略的なアクションを企業が実施することを意味しています。
「心と身体の健康を保ってください」と言われただけでは、従業員のみなさんもどのような取り組みが有効であるのか、というハッキリしていない状態での目標達成は実現が難しいですよね。
そこで健康経営優良法人の認定項目の目標としてある程度示すことで、企業全体の問題点も見つけるキッカケとなります。
次項より認定項目で掲げられている目標について解説します。

 具体的な健康保持・増進施策

食生活の改善に向けた取り組みはとても重要!
食生活の改善に向けた取り組みはとても重要な項目!

⑧保健指導の実施または特定保健指導実施機会の提供に関する取り組み
この項目では従業員の健康を維持し、潜在的な健康リスクを軽減するための効果的な手段として保健指導の実施等が推薦されています。
従業員自身で健康状態を理解しやすくし、健康について考える機会の提供にも役立ちます。

⑨食生活の改善に向けた取り組み
「健康は食事から」とも言われている程に、日々の食事は健康を左右します。
従業員が健康的な食事習慣を身につけることは、体重管理や慢性疾患・生活習慣病の予防にも役立ちます。
企業が従業員の食生活の改善に向けたサポートを提供することは、従業員の健康を促進するだけでなく、生産性向上や福祉の向上にも寄与することから【食事補助】等でサポートをする企業は増加しています。

「食事補助」の健康経営ならESキッチンにおまかせ!
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⑩運動機会の増進に向けた取り組み
企業が従業員に対して、運動習慣の促進による健康的生活をサポートする取り組みです。
社会生活において運動不足になりがちな業種も多く、体調管理における運動は重要な役割となります。
企業内にフィットネス施設を設置したり、ジム等の施設利用を無料や割引価格で提供できるサービスが多くなっています。
また、近年では健康をウェアラブルテクノロジーを使いモニタリングすることで、事務職等の座りっぱなしの時間軽減対策等も増えてきています。

⑪女性の健康保持・増進に向けた取り組み
女性のキャリアアップが当たり前になった現代で、女性従業員の健康促進と女性特有の健康課題に対処することも企業の成長にとっては重要な課題として挙げられます。
女性の健康とキャリア発展を促進することは企業の多様性と包括性のある職場環境を構築するのに役立ちます。
女性従業員が健康で満足度の高い職場で働くことは企業の成功にも貢献するとも言われている程に見過ごすことのできない取り組みです。


⑫長時間労働者への対応に関する取り組み
いわゆるブラック企業で横行している長時間労働は健康リスクを脅かす勤務の一つです。
健康経営では従業員のワークライフバランスを向上を目標とすることで、生産性の向上や従業員の健康増進を目指します。
残業の軽減や休暇取得は企業側が従業員へ呼びかけることで、職場風土の向上にも繋がります。
企業全体で業務の効率化を目指すキッカケ作りにもなるため、定期的に見つめ直すことが大切です。
 

⑬メンタルヘルス不調者への対応に関する取り組み
メンタルヘルスの問題は早期の発見がカギを握ります。
責任感の強い日本人の傾向として、自分一人で問題を抱えてしまい、周りが気づいた時には手遅れ・・といったケースも散見されます。
従業員ひとりひとりのメンタルヘルスに目を向けることは、職場全体の健康向上にも必ず大きな影響を与えます。
教育やカウンセリングはもちろん、最近ではリモートワーク時のサポートにも力を入れている企業も増加しています。

 感染症予防対策に関する取り組み

感染症予防対策に関する取り組み
感染症予防対策に関する取り組みは新しい生活様式として定着

新型コロナウイルス(COVID-19)の蔓延以降、感染症対策の項目が健康経営優良法人にも2020年に追加されました。
これまでに経験したことのない世界的なパンデミックで、感染症予防対策は従業員の健康と安全を守り、企業の持続可能性を支えるためには不可欠な要素という認識が当たり前になりましたよね。
健康経営優良法人における感染症予防対策に関する取り組みも、必須項目となっていることからいかに重要なものかということが分かります。

感染症対策で特に重要となる具体的な取り組みとしては
感染症予防教育・手指消毒ステーション等の設置・テレワーク推進・オフィス清掃・従業員の健康モニタリング
これらが挙げられます。

転職の際などに、この感染症予防対策がしっかりと行われているかというところを重要視する方もいるほどに企業としての信頼性にも影響する取り組みとなっています。

 

喫煙対策と受動喫煙対策に関する取り組み

喫煙対策と受動喫煙対策に関する取り組みは重要
喫煙対策と受動喫煙対策に関する取り組みは拡大している

近年では一般的にも禁煙推奨の流れが加速しています。
屋内で喫煙できる施設やスペースは数年前と比較してもかなり少なくなりましたよね。
さらに、受動喫煙についてはこれまでの「マナー」から「ルール」へと変化しました。
健康経営を目指す企業において禁煙を推奨する企業もかなり増加傾向にあります。
さらに、喫煙をしない方の健康を脅かす「受動喫煙」についても企業側の対策が求められる場合も多いためこの項目においても必須となっています。

禁煙キャンペーンや禁煙支援プログラムを提供することで、禁煙を推奨するとともに受動喫煙のリスクを最小限に抑えることも目指します。
禁煙の際にはストレスが溜まってしまう場合も見受けられるため、カウンセリングサービスを提供しながら進めていくというような対処をして、多くの従業員の禁煙成功を実現させている企業も増えてきました。
 

健康経営優良法人の認定まであと少し!

健康経営優良法人の認定までもう少し!
健康経営優良法人の認定まであと少しです!

今回は「従業員の心と身体の健康づくりに関する具体的対策」について解説いたしました。
健康経営優良法人の認定にはあらゆる面からのアプローチによって成功へと繋げることができます。
【健康経営】といっても、企業の経営側だけが躍起になっていても成功は難しく企業全体で一概となって達成を目指すことが重要です。
認定項目を深く知るだけでも、日々の意識が変わってくるのではないでしょうか?
是非、従業員の皆様と情報共有の場を設けてみてはいかがですか?