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健康経営をはじめたい!具体的な取り組みと効果

健康経営をはじめたい!具体的な取り組みと効果

2023年3月23日 健康経営

「健康経営」は近年さらに注目度の高まっている企業の”投資”です。
企業の未来を見据え、持続可能な社会と共存しながら成長するためには何が必要なのか。
この課題と向き合っていく必要性が高まった現代で、事業を拡大するだけでなくもっと根底から強くしていくことが大切であり、そのひとつが従業員、人の力であることが見直されてきています。
未来への投資である健康経営のカタチとして「健康経営優良法人」の認定制度は2021年と2022年でも約1.3倍とまだまだ急増していることからもその注目度の高さが伺えます。
今回は認知度が高まっている健康経営について、これまで知らなかった、知っていたけれどよく分からなかった、と感じていた担当者の方が気になるポイントをまとめました。
健康経営優良法人の認定を目指したい、健康経営の具体例を知りたい、活動に必要なステップとはどんなものでしょうか?
 

健康経営を成功させるために準備することとは?

健康経営をはじめよう
健康経営の準備とは?

まずは「健康経営」といっても何から取り掛かれば良いのでしょうか?
従業員の健康を経営的な視点で考えて、戦略的に実践すること。
これが健康経営における基本的な理念です。
この企業理念に基づいて、従業員への健康についての投資を行うことで、モチベーションアップや生産性の向上、リスクマネジメントなど組織の活性化をもたらして、業績アップ上につながると期待される経営戦略です。

「従業員の健康管理」と聞いて思い浮かぶことといえば、
・健康診断
・健康への意識向上
・労働管理
・感染症対策
これらがまずは分かりやすく、取り組みのキモとなります。
ではこれらについての具体的な取り組み例を確認していきましょう。
 

具体的な取り組みを確認してはじめよう

心も体も健康診断が必要
心も体も健康診断は必須!

まずは健康を目指すためには現状把握は欠かせません。
労働安全衛生法第66条においても、事業者は労働者に対して、医師による健康診断を年に1回実施する義務があります。
健康経営の取り組みでは検診については、さらに丁寧に取り組みます。
・定期健診の受診率100%、再診があれば企業からも促す
・義務付けられていない50人以下の企業でもストレスチェックの実施
これまで健康診断や定期健診における問題点として挙げられていた
「受診や再検査を受ける時間がない」
を企業からの取り組みとして解消することで、従業員の健康意識の向上も図ることができます。
ストレスチェックは健康経営優良法人の認定には欠かせないものとされており、身体だけではなく心の健康が現代においては重要とされていることが分かります。

従業員の健康への意識の向上が実は一番難しい課題としている企業も多く、健康についてのセミナーや健康教育の実施、そして禁煙セミナーの開催など様々な方法で活動を行っている企業も多く見られます。
ただ、忙しい業務の中で時間を割いてのセミナーや勉強会の開催は実現が難しいことも現実です。

そこで健康な身体づくりにも効果的でかつ意識向上も図れる取り組みとしてオススメなものが「健康的な食事補助」です。
ESキッチンのオフィス社食サービスは冷蔵庫設置型の社食サービスで、1品/100円と手軽に食べれる福利厚生の食事補助として導入出来ます。
メニューは管理栄養士監修なので、いつもカップ麵などの方よりがちな食事にプラス一品するだけでも、栄養バランスの摂れた食事に大変身させることが出来ます。
おなかも満たされながらも、自然に健康的なメニューを食べることで健康管理が身近に感じられるものとして意識の変化が起こります。

このように健康経営に効果のある福利厚生サービスが近年増加しているので、活用することも取り組んでいく中で重要な選択肢となります。

ESキッチン
https://es-kitchen.biz/
 

健康経営で得られる効果とは?目標を決めて効果を高める!

健康経営は目標を決めて全員で達成
健康経営は目標を決めて従業員みんなでで達成させよう

多くの企業が「投資」として健康経営に注目をしているということは、それだけの効果を出している実績があるからです。
健康経営に前向きになれなかった企業も、社内で起きている問題の原因を究明し、解決に向き合ってみるとその解決策のひとつに健康経営が影響してくることが広くあるようです。

企業価値には財務価値などの経済的なものの他に、無形資産となるブランド・人的財産・知的財産が含まれています。
この価値を高めるためには業務内容や営業方針を向上させる必要があります。

これらにはすべて「従業員の力」が不可欠となります。
企業の業績アップには従業員の頑張りがあってこそです、そして無形資産であるブランド力やイメージ・人気などは企業エンゲージメントが高ければ高いほど、従業員のモチベーションアップと比例して上がるという調査結果もあります。

売上向上や企業イメージアップを目指して従業員の力を最大限に発揮するためには、従業員と企業の信頼感と絆が重要になるのです。
そこで健康経営の活動のステップにもある、社内コミュニケーションの促進・労働環境の見直し・メンタルケアをはじめとした取り組みを行うことで、経営における問題の根底にある従業員の力を立て直すことが出来るということです。
この取り組みを実施することで、企業の成長だけでなく従業員の健康や生活にとってもプラスとなる効果が得られるため、一方だけの意見や考えに偏りがちな企業としての問題解決の策として有効的なものになっていくのです。
 

悩みが解消?!健康経営で得られた効果の事例をご紹介

健康的な食事は従業員を笑顔に
健康的な食事が従業員を笑顔にする!

社内の問題と向き合い、解決策として健康経営への取り組みを選んだ企業ではどんな変化が起こったのでしょう?
従業員から健康面において労働時間や環境において不安の声が挙がり始めたある製造メーカーでは、離職率が年々上がるなど目に見えた問題が生じていました。
担当者は従業員の身体的健康状態やメンタル面において安心できる環境を整備する必要があると感じていました。
企業のあるべき姿、大切にしている「社員と家族の人生を豊かにする」という福利厚生の理念に基づいて改革を行うことにしました。

健康経営に注目した理由は、毎年実施している健康診断において従業員の関心度が低く、ただ検診を受けているだけになってしまっており、気づいた時には生活習慣病が重症化して退職せざるを得ない従業員を何人も見てきたからでした。
企業から率先して再検査や日々の健康管理に力を入れて、手厚い健康サポートを行うことで従業員ひとりひとりの意識の変化を感じることができました。
影響は社内の生産性の向上や従業員満足度の向上だけではありませんでした。
もともと地元の企業との繋がりを大切にしていたこともあり、より安定した地域インフラへの貢献、それに伴う企業のイメージアップへの効果も感じることができました。
 

企業の問題点と向き合うことが健康経営を成功させるためのカギ!

従業員の力に健康経営で投資
従業員の力には健康経営で投資を!

健康経営がもたらす影響は、従業員の身体的な健康だけではありません。
ひとつひとつの具体的な取り組みを見てみると、企業が抱える問題や課題に関係の深い活動も多く含まれているのです。
健康経営が「投資」であると世界中の企業や投資家が注目する理由は、企業としての健康状態にも影響をするからだったのですね。
成長するために乗り越えなくてはならない壁も、見方を変えてみると成果も変わってくるかもしれません。
”健康”とは企業にとっても、従業員やその家族にとっても大切な目標となります。
現状を見つめ直して向き合っていくことで、持続可能な企業となるための目標が見え、そしてそれらの活動には健康経営が支えとなってくれるでしょう。

目指すビジョンを見据えて、ひとつひとつの取り組みをこなしていくことが健康経営の成功と企業成長のカギとなります。