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健康経営で変わる介護の現場の未来とは

健康経営で変わる介護の現場の未来とは

2023年1月30日 健康経営

介護の現場は超高齢化社会に向けた職場環境の見直しが急務となっています。
特に団塊の世代の方が75歳となる「2025年問題」では65歳以上は3600万人以上が高齢化することとなり、介護者の増加が見込まれて介護施設が急速に増加しています。
これは日本の人口の約30%にあたりますが、少子高齢化も年々深刻化しており15歳~64歳は7,000万人ほどに減少することが予想されていて、生産年齢人口から見ると2人で1人の高齢者を支えていく時代に突入することとなります。
この状況下での介護の現場への影響は顕著で、深刻な「人手不足」が問題となっており、昨今では介護施設で働く世代の高齢化も進んでいることから現場への負担は増え続けています。
介護の労働者人口は政府が対策を講じていますが、急激な増加は難しいどころか、働き方改革やコロナ禍の影響もあって労働者の減少・高齢化は年々深刻化しています。
未来の社会にとって不可欠である介護施設を守ることは日本社会全体の目標にもなります。
そこで介護施設の施設改革や労働環境の改善をすることが、介護の現場で働く人や介護者を守る方法の一つとして考えられるようになりました。

健康経営への取り組みが介護の現場を変える!?

介護の現場を健康経営で笑顔に

地域にたくさんある介護施設には、様々な種類の施設があります。
介護付き有料老人ホーム・住宅型有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅・グループホーム・ケアハウス・特別養護老人ホームなどの民間施設・公的施設があり、介護度や認知症の有無で条件が変わります。
これらどの介護施設にも人員配置基準が定められており、例えば介護付き有料老人ホームでは最低人員基準として「3:1」の基準が定められています。
これは入居者3人に対して介護職員または看護職員1人を配置しなくてはならないという決まりです。
介護保険法により定められている基準となり、事業者の介護報酬に影響するためにどの施設でもこれらを遵守しています。
しかし、近年では人員不足によりこの基準を満たすことが出来ずに廃業となってしまう介護施設が増加しています。
人員減少の原因を調査するとその上位に「離職者の増加」があります。
離職理由としては「労働環境への不安」「身体的負担による体調悪化」「ワークライフバランス」が他の職種よりも多いところが特徴的です。
介護施設を経営する企業にとって、人員確保は運営には欠かせない存在となるためにこれらの離職理由への対策が急務となっているのです。

介護の仕事は身体的な負担が大きい職務です。
知識・経験を積むことで負担を減らすとも言われていますが、介護者に安心してもらうためにどうしても職員の身体への負担は掛かってきます。
日常的な負担が積み重なり体調不良を引き起こし、最悪の場合は勤続が出来ない状態になってしまうことです。

「ワークライフバランス」は身体だけでなく、心の健康を保つためには重要です。
女性も多い介護の現場では、家事と仕事の両立が難しくなり離職してしまう方も多くなっています。
職員の健康管理や環境の改善が企業の未来を左右する、これはすべての企業にとって実は大切な目標となります。
そこで介護の現場でも注目度が高まっている取り組みが「健康経営」です。

笑顔あふれる介護施設は「健康経営」を積極的に推進している

健康経営は介護施設の笑顔の秘訣!


健康経営の取り組みに欠かせない食事をサポートする【
ESキッチン】のオフィス社食サービス導入企業でも介護関連の企業が年々増加傾向にあります。
実際に導入事例を見てみると、その効果がみえてきます。

埼玉県のサービス付き高齢者向け住宅では、家事と仕事の両立・健康が課題となっていました。
仕事を頑張っているスタッフは家に帰っても家族を支えるために奔走しているので、ワークライフバランスが充実しているとは言えない状況でした。
業務終了後には子どものお迎え、スーパーでの買い出し、そして家庭での料理・洗濯等の家事に追われています。
そうすると、どうしても疲れが溜まってしまうのでスタッフ自身の昼食はコンビニ食やカップ麵になってしまう方が多かったそうです。
入居者様の「笑顔」を一番大切にしていたこの介護施設にとって、まずはスタッフが笑顔で居られる環境でなければならないと担当者は感じていました。
そこで何かスタッフのワークライフバランスにとってプラスになるサービスを会社として導入したいと考えていました。
ESキッチンの社食サービスとの出会いはそんなタイミングだったそうです。
社食サービスを昼食補助としてはもちろん、持ち帰りで家庭の食卓に並べられるため家事の時短として有効活用できる点や、栄養バランスの整ったメニューをプラス一品することで健康的な食事を摂れる点が魅力だったそうです。

さらに、スタッフのために色々と調べていく中で【健康経営】への取り組みがスタッフ・企業の双方にとって有意義であると感じ、健康経営優良法人の認定も目指す事で施設全体の笑顔を増やせると感じたそうです。

介護スタッフの安心感は介護福祉の将来を支えるための必須目標

健康経営は元気な介護業界を作る

施設の課題であった健康面は、特に深刻なものになっていました。

手軽という面でインスタント食品を食べる機会が多いスタッフが多くいましたが、その点についての健康への意識は全体的に低かったそうです。
しかし、実際には体調不良での欠員が増加していたり、勤続が難しくなってしまうスタッフも出てしまっていました。
そこで健康経営の取り組みについて全職員と共有してひとりひとりの健康への意識改革を行ったことで、職場の雰囲気は明るくなったそうです。

日頃の疲れが、どこか笑顔をぎこちなくしてしまっていたのかもしれません。
健康を意識するために、施設へ導入した社食サービスをはじめとした健康へのアプローチにより、食生活や運動への心掛けをするスタッフが増加しました。
体の健康は心も健康にしてくれます。

さらに、仕事への集中力・モチベーションアップにも繋がったことで職場環境が向上し、スタッフはこれまで抱えていた不安が緩和し、施設で働き続けることへの安心感となると話していたそうです。

介護施設の離職原因でもある職場環境の不安にも「健康経営」の一手は大きく影響を及ぼしてくれるようです。

出来ることからはじめたい!健康経営にピッタリな福利厚生サービス

病院・介護施設に社食で健康経営を


健康経営が企業の未来を変えることから、近年ではその取り組みをサポートするサービスも増加しました。
ESキッチンのオフィス社食サービスもその一つです。
社員食堂などの大掛かりな設備が導入出来ない企業でも、電子レンジと設置スペースがあればはじめられる「最も手軽な」設置型の社食サービスです。
福利厚生の食事補助として導入することで、だけでなく様々な業種で従業員満足度の向上を実現しています。
100/一品
24時間利用可能
・管理栄養士監修の栄養バランス満点なメニュー
・月替わりで飽きない豊富なラインナップ
これらのメリットは、健康経営に欠かせない食事での健康管理が難しい「働く人」をサポートします。
レンジで1分温めるだけの時短調理で手間なく健康的な食事が摂れることや、健康に関する情報を毎月発信しているので健康経営優良法人の認定項目の達成にもお役立てていただいています。

ESキッチンのオフィス社食サービス
https://es-kitchen.biz/

健康経営は介護の未来を救う有効な一手!将来を見据えた取り組みを!

人員不足やスタッフの負担増加など、介護施設にとっては越えなければならない課題は山積みかもしれません。
しかし、頑張るスタッフやこれから介護の仕事を目指す若い方々にとって安心して働くことの出来る環境構築をしていれば、必ず明るい将来が待っています!
その第一歩として「健康経営」はマストとなる取り組みとなります。
施設運営の要であるスタッフの健康を健康経営で守り、地域にずっと安心を届けられる笑顔あふれる施設を目指しましょう。