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健康経営をもっと知ろう

健康経営をもっと知ろう

2023年6月28日 健康経営

『健康経営』のこと、みなさまはどのくらいご存じでしょうか?

なぜ、世界的に健康経営が注目される取り組みになったのか?
そもそも健康経営とは、どんな経緯で誕生したのか?
そしてその誕生した背景にはどのような時代背景が影響しているのか?

今回は、意外に知られていない健康経営の歴史と、なぜ成長する企業ほど健康経営に注目し大切にしているのか?
といった様々な疑問を深掘りしていきたいと思います。

時代背景や健康経営の注目の理由を詳しく知ることで、自社にも通じる何かを見つけることができるかもしれません。
是非、最後までご覧ください。
 

健康経営が生まれた歴史

健康経営の歴史
健康経営のこれまでの歴史

健康経営(Health Management)とは、組織や企業が従業員の健康を促進することで組織全体のパフォーマンスとウェルネスを向上させるために取り組む経営手段のひとつです。
 

健康経営の考えは、1980年代にアメリカ合衆国で始まった【健康管理の概念】に由来しています。
当初は、企業が従業員の健康保険費用を削減するための取り組みとして始まったものです。
感染症や流行病が拡大したことも影響し、予防医学や健康促進への焦点が当てられるようになりました。

時代が進み1990年代に入ると、従業員の健康と生産性の関連性に注目が集まるようになりました。
健康と仕事の関係性を研究しているい機関が示すところによれば、健康な従業員は病気や怪我のリスクが低く、パフォーマンスも高いことが分かってきました。
この結果を踏まえて、企業は健康促進プログラムを導入することで、従業員の健康状態を向上させて生産性の向上に繋げることを目指しました。

21世紀になると、健康経営はより広範なアプローチへと進化しました。
従業員の身体的な健康面だけでなく、メンタルヘルスやストレスの管理、ライフワークバランスなどの要素も取り入れられるようになりました。
また、組織文化やリーダーシップの重要性にも注目されるようになりました。
健康経営を従業員の身体的な健康とメンタル面での幸福感を促進するための、組織のポリシーやプログラムとして取り入れることで、総合的に向上することを目指す考えへと進化していきました。

コロナウイルス蔓延となった2020年以降は感染症予防対策が一般的となり、個人の健康管理がこれまで以上に重要となったこと、持病や健康状態で重篤化のリスクもあることが分かってきたことも影響し、さらに健康経営にも変化が見られました。


健康経営への取り組みで重要なポイント

健康経営への取り組みで重要なポイント
健康経営への取り組みにおける重要ポイント

健康経営への取り組みは、企業や組織にさまざまな利益をもたらします。
健康な従業員は休暇や離職率が低いことが分かっており、労働力の安定性が確立します。
また、従業員の健康促進や予防策の導入によって、医療費や保険料などの削減が期待できます。
この他にも健康経営の取り組みによるメンタルの安定は、従業員のモチベーションアップや生産性の向上となり企業全体の成長にも良い影響を与えてくれます。

健康経営を実践して上記の効果を実感するためには、以下の要素が重要となります。

▶リーダーシップの取り組み
健康経営を推進して従業員のみなさんに浸透させるためには、経営者や管理職のリーダーシップが大切です。
経営者が自ら健康意識を持ち、取り組みの重要性を示すことで、従業員へ影響を与えて意識改革へと繋げている企業の多くが健康経営を成功させています。

▷プログラム・サービスの導入
 健康経営を実現するためには、企業に合った健康促進を支援するプログラムやサービスを導入することが重要となります。
例えば、健康スクリーニング、運動プログラム、ストレス管理のトレーニング、栄養相談などがあります。

▶組織文化の構築
組織全体として従業員の健康を重視しているということを企業の当たり前の文化として作ることで、特別な意識をしなくても自然に取り組めるような環境が理想的です。

▷データの収集と分析
健康経営の効果を評価するために、従業員ひとりひとりの健康診断などのデータ収集、業務のパフォーマンスデータを収集し、定期的に分析することでより企業に合ったプログラムへの改善やサービスをチョイス出来ます。

健康経営は、従業員の健康と幸福感を向上させるだけでなく、企業の競争力や持続可能な成長にも適応します。
 

世界で健康経営が注目されている理由7選

健康経営がパフォーマンスアップに
健康経営がパフォーマンス向上に!

健康経営が世界的に注目されている理由には、従業員の健康と組織のパフォーマンスとの密接な関連性が着目され、企業全体の成長を追求するための革新的な手法であることが大きいようです。
では、具体的にどのようなものなのか見ていきましょう!
 

①プロダクティビティとパフォーマンスの向上
プロダクティビティとは直訳すると生産性という意味で、健康状態の良い従業員はより高いパフォーマンスを発揮することができて、企業全体の生産性が向上します。
これらの関係性をもっと詳しく研究すると、健康的な従業員は病気や怪我のリスクが低いことはもちろん、体力面でも余裕があり、集中力も高く、創造性もあることがわかりました。
これらの研究結果からも従業員の健康状態を向上させることは、結果として企業全体のパフォーマンスを高める効果が期待されることが分かりました。

②コスト削減と効率性の向上
健康経営への取り組みは、従業員の健康促進と病気の予防という意味でも、医療費や労働者補償費の削減に繋がっています。
健康への意識が高まることで生活習慣の予防的な取り組みや健康管理や健康診断による病気の早期発見により、健康問題の発生を予防したり、早期の段階での対処することが可能となります。
また、従業員の健康状態が向上することは、休職率や離職率の低下ともなるため、人材不足による採用や医療にかかる​​費用の削減に効果があります。
 

③健康意識の権利と法的要件の遵守
コロナウイルス蔓延の影響もあり世界中で健康意識が高まっています。
個人の身体的な面での健康はもちろんですが、メンタル面でのウェルビーイングにも注目が高まっていることも健康経営が注目されている理由の一つです。
労働者の権利や健康に関する法的要件も厳しくなってきた国も世界的に増加傾向にあることで、健康経営は企業が法の要件を遵守して、従業員の健康も守る手段としても重要な役割を果し、企業が労働者の権利を守っていることへのアピールにもなっています。

企業として世界の一員として健康経営は大切となる

世界の一員としての健康経営
社会の一員として健康経営は重要となる!

④人材確保と離職率の低下
健康経営を重視している企業は、従業員の健康と幸福感を尊重する姿勢を取り組みとして示しているといえます。
従業員の健康に配慮できる環境が整っている企業では、優れた人材を引き出すための準備が整っていることを示し、在籍している従業員の離職率が低下し、人材の確保率に大きく貢献します。

⑤社会的責任とサステナビリティ
健康経営が企業の社会的責任やサステナビリティへの取り組みとしても企業として、世界の一員として持続可能な成長につながる要素としても注目されています。
 

⑥労働環境の改善とストレス対策
健康経営への取り組みは労働環境の改善とストレス管理の手段としても重要な役割を果たしています。
日本でも2019年から施行された働き方改革の信念として、ワークライフバランスやメンタルヘルスの重要性は重要なものとして強調される中で、企業が従業員のストレス軽減や働きやすい環境の整備に取り組ことは世界的にも大切にされています。
 

⑦ブランド価値と競争力の向上
健康経営へ取り組むことは、企業のブランド価値と競争力を向上させる要素となります。
従業員を大切にする取り組みである健康経営を成功させた企業の証として日本では「健康経営優良法人」があるように、健康経営を成功させている企業は社会的に責任ある企業として認知され、顧客や自治体などより広くサポートを受けることができます。

健康経営が注目されているのには納得の理由がたくさんあった

健康経営が注目されている納得の理由
健康経営が注目されている理由に納得!

健康経営への取り組みにより従業員の健康をサポートし、企業全体のパフォーマンス向上や経済的利益の追求と両立させます。
持続的な成功を確保することは組織の競争力を高めているだけでなく、従業員の身体的な健康面、メンタル面での幸福感を向上させ働きやすい環境構築をすることで、企業にとってもより良い未来を築くための重要な手段となっています。

アメリカで始まった健康経営が今や全世界で注目されている理由には、多くのメリットがあることがわかりましたね。
日本では「健康経営優良法人」の制度もあることで、より分かりやすい形で健康経営に取り組む環境が広がっています。
また、健康経営に役立つサービスも年々充実しているので、これらを上手に活かすことで健康経営を成功させましょう!

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